2017/12/08 13:27

今回発売となったベビーシューズは北海道は帯広市に拠点を置く”Michka”の製作協力によって生まれた。
EZO LEATHER WORKS の拠点である池田町から車で30分程度の距離であることから
打ち合わせも回数を重ね、より完成度を高められたように思う。
上の写真は大まかなデザインが決まってからの細かな仕様変更に対応して作っていただいたサンプルである。
踵のループがないものやつま先の型が入っていないもの、ソールの縫いが横に見えているものなど、
パッと見たデザインは同じようでも使い心地や耐久度など、使う素材やデザインでかなり異なってくる。
配色を考えたときに赤ちゃん、北海道、エゾシカなどのイメージからベース色はナチュラル(白に近い)
に決めたが、個人的には試作で作ったこの配色もお気に入り。
こんなのも。
やはり柔らかい表情のエゾシカ革はナチュラルの色が一番優しく見えます。

アッパーのエゾシカ革だけでなくソールには牛革、そして低反発スポンジと
マイクロコルクを組み合わせており、あくまで赤ちゃんの履き心地を考えた設計。
”初めて歩く赤ちゃん”が”歩くことが楽しい”ものとなるようにそっと足元から支えられる。
そんな作品に仕上がっていることと思います。