2018/03/13 16:39
ヒグマは人間にとって特別な存在である。
古来、北海道の先住民であるアイヌの民の間でもヒグマは神の化身とされた。
一昔前であればヒグマの毛皮は一部の人たちの間で人気もあり、状態の良いものは高値で取引された。
そのような状況も今では下火となり、熊は捕獲されてもその皮まで活用しようという人は稀である。
ヒグマの革をレザーとして活用しているという話は聞いたことがない。
流通量は超希少。というより我々で取り扱っている以外聞いたことがない。
欲しくて大金を積み上げても流通していないのだから手に入れようがない。という大変貴重なものである。
ハンターの間でも熊を取ることは一つの勲章のようなところがあり、熟練のハンターたちはその年何頭の熊を仕留めたかを自慢しあう。
池田町でもヒグマは春夏秋と農作物を荒らす有害鳥獣に指定されているが、
昨年は500頭捕獲されているエゾシカに対してヒグマは3頭のみ。
一昨年に至っては、エゾシカ600頭に対してヒグマ1頭だけであった。
そもそもの生息数が違うというのもあるが、ヒグマは大変警戒心も強く、普段は目撃することすら困難である。
(知床などの世界遺産や国立公園内などの特殊な環境は別として)
ヒグマは一日に数十キロ移動することもあり、年間の行動範囲はオスに至っては数百㎢に及ぶ。
我々ハンターが人里に降りて来て畑の作物を食べているヒグマと遭遇する確率は非常に低く、捕獲できるケースはさらに低い。
そんな特別な瞬間、邂逅が起きた場所をEZO LEATHER WORKSは一つ一つの商品にGPS座標で添付している。
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