2018/04/26 15:39


昨年夏、東京の製靴専門学校の学生さんが
EZO LEATHER WORKSの靴を見て連絡をくれました。

素材としてのエゾシカ革に興味がある。
やわらかでもっちりとした雰囲気や
その革が背景に持つ物語性などに共感をしていただき
卒業制作にエゾシカの革を使いたいと言っていただきました。

卒業制作の展示会(東京)には顔を出せませんでしたが
実物が先日北海道に送られてきました。
エゾシカ革という素材を最大限生かすために木型から
特注で作っていただき、シンプルなようでどこかほかとは違うフォルム。
ステッチ一つ一つにも作家の意思や革への敬意を含ませたその靴は
特別な存在感をまとっているよう。

残念ながらその方は卒業後、職人の道を選ばれなかったので
商品化することは叶いませんでしたが、
エゾシカ革の持つ可能性をまた一つ形にしていただきました。
Kさん、本当にありがとうございました。